06. 10年ごとに仕事を区切る

今回は仕事についてを詳しく掘り下げ、10年ごとに区切って仕事をする、というテーマでお話します。

20代で会社を立ち上げる際には、まず30年後の会社のビジョンを作り、計画を立てました。
今までの経験から、自分の得意なこと・やりたいことも考え、会社規模としては、20人ぐらいのメンバーで10億ぐらいの売上に達成できるように、10年ごとに区切って計画します。
さらに詳細な計画としては、3年ごとの計画を立てます。
1年目は3年間の計画を立て、2年目は頑張って目標を達成する、3年目は次の準備を開始するため少し売上は下がります。

ポイントとしては、売り上げを重視するのではなく、楽しく社会に貢献できる家づくりをしたいという、目標があったので、無理のない売上に抑えました。
そして、最初の10年は良い職人さんに集まってもらうために工務から実施し、良い技術職の方に仕事をしてもらう基盤を作りました。
次の10年は設計に力を入れ、最後の10年は企画を重視しました。
これはあくまでも自分にあった会社のビジョンです。世の中動向を見据えながら最初に計画して進めました。

とはいっても、世の中は変動するので、変化に合わせて微調整して、無理せず柔軟に進んでいく事も大切てす。

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5. 60代から70代は人や地域や趣味を育てる、80代から100才は他人に迷惑をかけない

60代~70代はそれまで経験してきたことを活かして、人、地域、植物、趣味など「育てる」をテーマに積極的に活動してきました。

趣味もあえて10年ごとに完結し、次々に新しいことに挑戦しています。10年ぐらいやれば一つの趣味として身につくでしょう。しかも、いろんなことをやってみたいという欲望も叶えられるので、3年程度ずらしながら、3つの趣味を並行してやっていくことにしました。
65才からは先がないので、5年ごとに切り替えてやっています。

そして80代~90代のテーマは「他人に迷惑をかけない」です。自分自身を大切にして、体力気力を充実させ、周りに迷惑をかけない準備をしています。
しかも、楽しみながらやっていくことが大切です。

楽しく仕事をする、趣味をする。そのために、無理をしない計画を立てて、実行します。
そして、自分を褒めることが大切です。

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4. 40代から50代は地域、社会、世界に貢献する

40代~50代は人生の半ばであるので、仕事だけではなく地域、社会、世界に貢献するべきです。

「貢献」というテーマを軸に、これまで建築の仕事で培ってきた知識や仲間からヒントを得て、さまざまな事を研究したり活動に参加いたしました。

ビオトープとは生物の生息場所を意味するドイツ生まれの概念です。
社会に貢献するためにはビオトープを研究したほうが良いとのことで、ドイツに行って学んできました。ドイツでは人工の川を壊して自然に戻しており、日本は逆に自然を壊して人工物を作っていたんです。
ニューヨークでも、石畳であったり、古い建物を修復しながら使っていました。

そういった世界的な流れも研究しながら、専門分野である建築を中心に、建物だけではな
く、街並みに緑を増やすなど、社会貢献を考えながら進めていました。

また、社会貢献の一環として町内会長もやってみました。そして、お寺の役もやってみましいた。自分のできる範囲で貢献します。その中から新しい発見があり、楽しみながらやっています。

仕事では、部下に育ってもらう環境を作ることが大切です。働きやすい環境がどんなことかを考えながら、仕事の環境を作っていきます。

私は会社を10年ごとに、施工会社、設計会社、企画会社と計画しながら作りました。
趣味も10年一区切りで、いろんなものを楽しんでいます。ポイントは10年でやめること。
趣味で楽しみながら社会貢献を考えていきます。

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